ウェブリング(WebRing)とは、同じテーマをもつホームページをリンクするシステムです。
ウェブリングに登録すると、ウェブリングのIDとそのリング内での番号が発行されます。このIDと番号を元に、前後のサイトへリンクすることができます。WebRing.ne.jpのリングシステムでは、前後以外にも、番号を直接指定したリンクや、番号がランダムに指定されるリンクも作成することができます。
ホームページ間のリンクは、ホームページの管理者がHTMLにリンクタグを記述して行います。近年ユーザ数が増えている「ブログ」には、トラックバックという機能が搭載されていることが多く、この機能を利用することで、自動的に相互にリンクを張ることができるようになりました。しかし、便利になる反面、サイトへの誘導を目的とした無差別なトラックバックも多く、こういったスパム対策を行っているケースがほとんどです。
ウェブリングは、リングへの登録や専用のリンクタグ(リングナビゲーション)の設置を、管理者が行う必要がありますが、そのぶんスパム行為を行いにくく、快適に同じテーマのサイトを巡回することができます。
となりのホームページのURLが何かはリングシステムが管理していますので、一度リングナビゲーションを設置すれば編集する必要はありません。また、リング先のホームページにリングナビゲーションがなくなった場合、リングによる巡回ができなくなりますが、定期的にチェックを行い、一時的に巡回先から外されるため、「行き止まり」になることはありません。
このほか、インターネット上で「○○同盟」と呼ばれるリンクを目にすることがあります。同じテーマや目的をもったホームページに共通のバナーを設置するなど、ウェブリングに非常に似たものですが、「同盟」では登録サイト間のリンクを設置しないことが多いようです。ウェブリングのシステムでは、登録サイトの一覧を表示する機能もありますので、「同盟」の登録やリンクを自動化させることにも活用いただけます。